人生に喜びと豊かさを与える地球星座Ⅰ -太陽中心の地動説占星術-

この記事では、少し天文学的な内容になりますが、宇宙について、天文学に関する書籍を参考に書きたいと思います。

これは私の頭に残すために書いている部分もありますし、占星術を学ばれている方にとっても知っておいて損はない知識で、恐らくこれを知っていることで、はっと思うような気づきや、新しい発想も生まれてくるのではないかと思います。

またこれからヘリオセントリック(太陽を中心とした考えに基づく地動説的占星術)を学ばれる方にとっては、特に知っておくべき事柄とも言えるかもしれません。

 

そしてこれを踏まえた上で、ジオセントリック(地球中心の考えに基づく天動説的占星術)をどう捉えていくかという点も考えなければならないところではないかと思います。

天文学的な視点と占星学的な視点を切り離して考える先生も多くいらっしゃるかと思いますが、あくまでも私個人の意見としては天文学的な視点も取り入れることは非常に大事なのではないかと考えています。

そして私が考える「風の時代」に大事なことは、物事の本質や真理を追求するということです。

神秘思想家で哲学者であるルドルフ・シュタイナーの本を何冊か読んだ中で、「現代人は物事の真理を追求することに欠けている」と述べていました。

その背景には宗教的な事柄も大きく関係しているかと思います。

コペルニクスの唱えた地動説を望遠鏡をつくり天体観測によって実証したガリレオは、宗教裁判によって有罪となりました。

科学革命を代表する人物でしたが、神が創ったこの宇宙の中心は地球であると考えられていた時代においては、異端であるとして訴えられたのです。

 

しかしながら、この情報が溢れている私たちが生きる時代においては、いかにこのたくさんの情報の中で、自分にとっての真実がどれなのかを見極めていかなければなりません。

反対に自分が情報を発信する側になった時には、人と同じでは埋もれてしまうということにもなります。

そのため、情報を集める場合も、情報を発信する場合も、より深く掘り下げ、突き詰めた内容でなければなりません。

それについては、一番重要なことは自分が心底楽しいと思える、また喜びを感じられる事柄であることが必要ですが…。

目次

  • 宇宙の成り立ち
  • 太陽はいつどのように生まれたのか?
  • 太陽系の惑星はどうやって生まれたのか?
  • 地球はどうやって生まれたのか?
  • まとめ

宇宙の成り立ち


宇宙が誕生したのは約138億年前になりますが、その約3億年後(今から約135億年前)に一番古い最古の銀河が誕生したと言われています。

最古の銀河というのも、銀河はこの宇宙にはたくさんあり、私たちがいる地球を含めた太陽系は「天の川銀河」に属しています。

そして、この「天の川銀河」に属する太陽系とはそもそも何かというと、太陽とその周りを回る天体のグループであり、惑星や衛星をはじめ、小惑星帯、彗星、太陽系外縁天体まで、その空間にあるもの全てが含まれます。

そして、太陽系には、地球を含めて惑星が8つあります。

また惑星と言えるだけの条件を満たさない「準惑星」があり、冥王星をはじめ、現在5つが準惑星に分類され、これらは「太陽系外縁天体」とも呼ばれます。

(※占星術上では今でも冥王星は惑星として捉えられています。)

そして、それよりもさらに小さく、直径や長径が10kmにも満たないような「小惑星」が存在し、その数は数百万と言われています。

また、細長い楕円軌道を描いて、数年から数千年に一度、太陽の近くに戻ってくる「彗星」も太陽系に属します。

さらには「衛星」があり、この「衛星」というのは惑星の周りを回る星のことで、皆さんが知っているところでは月が衛星となりますが、この月は地球の周りを回っているため、地球の衛星となります。

衛星は太陽系内では、現在200以上確認されているということです。

また、そのほか、宇宙空間に存在する塵、太陽から放出されるプラズマ、高エネルギー粒子なども太陽系に含まれます。

ちなみに、小天体の帯は「エッジワース・カイパーベルト」となんて呼ばれています。

✴︎表1

恒星 太陽
惑星

水星

金星

地球(私達)

火星

木星

土星

天王星

海王星

準惑星

(太陽系外縁天体)

ケレス

冥王星

マケマケ

ハウメア

エリス

彗星

ハレー彗星

テンペル・タットル彗星

各惑星の衛星は「✴︎表2」のようなものが代表としてあげられます。

✴︎表2

惑星 代表的な衛星 衛星の数
地球 1個
火星

ダイモス

フォボス

2個

木星

アマルテア

イオ

エウロパ

ガニメデ

カリスト

ヒマリア

72個

土星

イアぺトゥス

ハイペリオン

タイタン

レア

ディオネ

エンケラドス

53個

天王星

ミランダ

アリエル

ウンブリエル

チタニア

オベロン

27個

海王星

プロテウス

トリトン

ネレイド

14 個

太陽と惑星との位置関係は下記のようになります。

(※横幅があるのでスマホの場合は横にスライドさせてご覧ください。)

✴︎表3

                                               
…… ………… …………  

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  ………    

 

 

 

 

 

 

 

 

星 

       

   
           

                                 
                                               

上記の表を見てわかるように、水星と金星は太陽と地球の間にあります。

このように太陽系の惑星のうち、地球よりも太陽に近い軌道をめぐる惑星(水星、金星)を「内惑星」と言います。

そして地球より外側の軌道をめぐる惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)を「外惑星」と言います。


太陽はいつどのように生まれたのか?


太陽は約46億年前に生まれたと言われていますが、どのようにして生まれたのかというと…。

宇宙には、星と星の間に「星間物質」と呼ばれるものが存在します。

そのほとんどは星間ガスで、主な要素は水素やヘリウムです。

星間ガスを構成する、粒子同士が引き合って、密度の高いところができると、その部分の重力が大きくなります。

すると、さらにそこへ、星間ガスが集まり、「星間分子雲」という星雲ができます。

星間分子雲の中にさらに密度の高い部分ができ、100倍以上高密度になった部分を「分子雲コア」と言います。

分子雲コアは周囲のガスや塵を巻き込みながら回転し、自分の重力で収縮します。

するとさらに密度が高まり、周囲の物質を吸収します。

そして、やがて中心部に高温のかたまりができます。

これが、「原始星」と呼ばれる星の生まれた時の姿となります。

太陽の原始星の状態は「原始太陽」と呼ばれます。

核融合反応が起こり、原始太陽は熱を出して光輝くようになりました。

太陽が太陽系の惑星と大きく違う点はその質量で、太陽系の全質量の99.86%を占めます。

太陽にならなかった、余った星間物質が地球などの惑星を形づくったといえます。


太陽系の惑星はどうやって生まれたのか?


では、太陽系の惑星はどうやって生まれたかというと、その成り立ちは原始太陽の誕生と密接に関係しています。

原始太陽は、分子雲コアのガスや塵が集まって誕生しました。

それらの全質量の99.86%が原始太陽をつくり、残りの0.14%が太陽の周りに円盤状に広がっていきました。

この円盤を「原始惑星系円盤」と言います。

原始惑星系円盤を形づくるガスや塵は原始太陽の周りを回転しながら、近いもの同士がお互いの重力で引き合い、微惑星と呼ばれるかたまりになるなど、だんだん大きくなっていきました。

そして最終的に特に大きくまとまったかたまりが、太陽系の惑星となったのです。

つまり、太陽系の惑星は、太陽が生まれた際の副産物とも言えるのです。

太陽から近い、水星、金星、地球、火星の4つは主に塵が固まった惑星で、「岩石惑星」と呼ばれます。

その外側の木星、土星の構成成分は主に水素やヘリウムで、「巨大ガス惑星」と呼ばれます。

さらに外側の天王星、海王星は、水素、アンモニア、メタンを主成分とする「巨大氷惑星」と呼ばれています。

占星術では、岩石惑星は「個人天体」や「パーソナルプラネット」、巨大ガス惑星は「社会天体」や「ソーシャルプラネット」、巨大氷惑星は「トランスパーソナルプラネット」や「トランスサタニアン」などと言われますね。


地球はどうやって生まれたのか?


では、私たちがいる地球はどのようにして生まれたのでしょうか?

太陽の誕生により、太陽を中心とした原始惑星系円盤が出来上がりました。

この円盤にあるガスや塵が衝突・合体を繰り返し、直径10km程のかたまりになった状態を「微惑星」と言います。

地球の元となる「原始地球」も微惑星だったのですが、まわりの約100億個の微惑星の中で最も大きなものでした。

半径2,000kmほどに成長したとき、微惑星などとの衝突によって、内部から揮発性のガスが噴出するようになります。

ガスは重力により表面に保たれ、これが大気の始まり「原始大気」となります。

微惑星などとの衝突によって生じる熱エネルギーと、原始大気の保温効果で原始地球の表面は高温になります。

すると岩石は溶けてマグマオーシャン(溶岩の海)がつくられます。

原始地球の中心部分は高温で、様々な物質が溶けます。

その中で、密度の大きい金属の鉄が他の物質と分離することで、中心部が金属鉄の層となり、鉄の球核が形作られたのです。

微惑星との衝突が減ると原始地球は冷えはじめます。

原始大気中の水蒸気が雲を作って雨が降り注ぎ、原始の海が生まれました。

このようにして、今の地球の原型が作られたと考えられています。


まとめ


少し占星術とかけ離れてしまった部分もあり、難しいと感じたりあまり興味を持てない方もいるかもしれませんが、皆さんはここまでの話の中で、私たちがいる地球をどのような視点或いは目線で捉えましたか?

私たちがいる地球というのは、太陽系の中心でしょうか?

古くからの伝統的な占星術では天動説または地球中心説と言って、球形の大地(地球)を宇宙の中心に置くという宇宙論に基づく手法を用いられてきましたが、皆さんも既にご存知である様に、実際には太陽系は太陽が中心であり、さらにいえばこの太陽系が属する天の川銀河の他にも宇宙には銀河がたくさんあるのです。

そのため何気なく使っているこの天動説に基づく占星術ですが、この伝統的な占星術の場合、地球を太陽であるかの様に捉えてしまっているために、太陽の性質を自分の性質や人生の目的のように考えてしまうと、自分が本来求めている理想に手が届かず、途中で行き詰まったり、何度も同じところで挫折したり、何故か人生が望む方向にいかないということが起きやすいのです。

そこで、この限界を突破する様に導いてくれるのがヘリオセントリック占星術(地動説占星術)だと思っています。

次回は12星座別にどんな事象が考えられるかを書いていきますので、お楽しみに…。