黄道座標、黄経、黄緯と惑星のノード

久しぶりの更新となりましたが、この間にYouTubeで募ったお客様の鑑定と、ヘリオに関してより深く掘り下げて考える様な時間を作っていたのですが、今回の鑑定の中でジオの閉鎖性というのを改めて感じたということと、ヘリオの重要性を強く感じる機会となりました。

ジオに囚われていると中々檻から出られないとやはり感じます。

またこのヘリオの掘り下げをし始めたのが5月31日辺りだったのですが、この日は水星において日心黄緯がちょうど0°になったタイミングでした。

この0°というのは、地球の公転軌道の黄道に対して、水星の軌道が重なる点のことです。

月のノード(交点)がありますが、それと同じ様に水星のノード(交点)という風に捉えられます。

少し詳しく書いていきたいと思います。

目次

  • 2021年5月の日心黄緯グラフ
  • 黄道座標、黄緯と黄経
  • 惑星のノード
  • サビアンから見る水星のノード
  • 最後に

2021年5月の日心黄緯グラフ


下記のグラフは、2021年5月の各惑星の日心黄緯グラフになります。

Excelで作成しているのですが、若干見難い部分があり申し訳ありません。

またグラフは地球時間で作成していますが、解説は分かり易い様に日本時間でしたいと思います。

上記グラフを見ると5月30日辺りで水星の軌道が黄緯0°を通過していることがわかります。

(日本時間では5月31日に黄緯0°となります)

5月31日から黄緯は徐々に下がっていきますので、水星のサウスノードということになります。

水星のサウスノードは蠍座、ノースノードは180°反対の牡牛座となります。

次に黄道座標についても少し説明していきたいと思います。


黄道座標、黄緯と黄経


太陽は地球から見ると1年掛かって星空に対し天球上を1周している様に見えるのですが、この間に太陽は12星座を通過していきます。

そしてこの太陽の通り道が黄道となりますが、この黄道面を基準とした座標系を「黄道座標」といいます。

下記の図の通りですが、この黄道座標の経度を「黄経λ」、緯度を「黄緯β」といいます。

下記は2021年7月の日心黄緯グラフですが、7月19日辺りに黄緯0°になっていることがわかると思います。

惑星のノードは100年で1°程度しか動かないと言われていますので、私たちが生きている間、水星のノースノードは牡牛座、サウスノードは蠍座であることになります。

約3000年かけて一つのサインを移動しますので、一つの歴史的な事柄や変化に関わるとも言えそうです。

ではこの惑星のノードをどんな風に捉えるのかを次から説明していきたいと思います。


惑星のノード


黄緯の様に縦に振れる動きというのは、平面の横の動きが繰り返される日常であるのに対して、それを改善する様に促す動きでもあり、それは惑星の様に一つの点として、もしくは特定のサインの示すものではなく、12サイン全てを統合していると言えます。

より広い視野で全体を俯瞰して見ようとした時に、惑星の動きだけに囚われてしまうと、12サインの中の一つのサインが示す出来事に囚われるということになります。

ヘリオセントリックでは惑星は太陽の分割であると考えるため私たちがいる地球もその分割されたうちの一つになりますが、これと同じで縦の振りは横の動きに対して客観的に捉えることができると考えられます。

これは太陽が分割した全惑星を俯瞰して考えることと同じです。

そういった意味ではこの惑星のノードというのは全体を俯瞰するために、非常に重要な接点であり切り替え点と考えられるのではないでしょうか。

5月31日の接点で言えば、地球と太陽の関わりの平面に対して普遍的な水星の示す意味が大きく関わってきます。


サビアンから見る水星のノード


この水星のノードはノースノードが牡牛座18°、サウスノードが蠍座18°となるわけですが、これをサビアンで見たいと思います。

サビアンは「神秘のサビアン占星術」松村潔著を参考にしています。

 

牡牛座18°「女性が自分の部屋の開かれた窓をとおして、古いバッグを虫干ししている」

知覚の扉を浄化する度数。

16°、17°の個性の確立のための戦いの本当の敵は、自分の心の中に潜んでいることに気がつく。

無意識に育った自己の価値基準、バッグのような所有的な心を乾かし、空にしなくてはならない、という意味。

これは今までの善悪の概念とか、習慣的に身につけた考え、常識などによりかかって自分が生きていることを自覚し、価値体系を一度クリアする。

マインドを空にする、という暗示だ。

価値観をゼロに戻すこと。

やがて、内面の葛藤や戦いを作りだす善や悪の概念そのものが消えてしまうので、次第に新しい生き方の地平線が予感されてくる。

古い考えを捨て、新しい私が生まれてくる前触れの、精神の浄化過程だ。

 

牡牛座19°「大洋から新しい大陸が浮上する」

18°で、心が空にされ、言葉の定義とか、精神の葛藤やこだわりが消えたら、後は精神の汚染から自由になって、新しい生命の可能性が浮かび上がる。

大洋というのは、巨大な集合無意識の象徴であって、ここから新しい生き方と、それにまつわる新しいビジョンや生命力が壮大な迫力で浮かび上がってくる。

本来自分が生きて踏みしめるべき大地は、非常に単純なものだったと確信してくる。

これは全くの新しい境地。

この度数を持つ人は、人生の中で、ものの見方を単純にしていくことで、新しい生き方の機会を持つことができる人。

マインドは全く純粋なので、偏見や常識を超えて、物事から真実を引き出すことができる。

 

蠍座18°「多彩な色で輝く森の小道」

人生の中で、霊的な光が輝いている生活をしている人は、平坦な道を歩く。

いかなる自然周期に対しても、優位に立つ状況。

周期的な死を乗り越える力。

この度数の持ち主は、特に激しい仕事や、強度に集中的な努力を発揮した後で、急速に開かれていくオープンな心というものが、人生の中で非常に重要な体験項目となるだろう。

集中と弛緩の繰り返しが、大きな可能性を開く傾向がある。

16°から受容性の流れの中にあり、外面(16°)に対しても、内面(17°)に対しても受容性を発揮すると、あらゆるものの中に、超越的な意識が平均的に浸透してくるようになる。

そこに関心が集中するので、宗教や瞑想家が「悟り」と呼ぶ境地に対して、関心を抱く傾向が強い。

実際多くの実例から見れば、蠍座16°から20°までの帯域は、精神世界とか修行とかに関連した人が圧倒的に多いのも事実だ。

 

蠍座19°「オウムが横で聞いていた会話をオウム返しに繰り返す」

チャネルシップというのがこの度数のキーワード。

簡単にいうとチャネリングの能力だ。

オウムは人の言葉を理解しないが、わからないながらも、完全な模写をすることができる。

この度数を持つ人はまるで透明なガラスの様に純粋な精神を持っているが、オウムの様に、十分に考え抜かないで、受け取った情報や印象をそのまま人に伝達しようとする傾向がある。

中途半端な場合には、これは物事を深く考えないタイプの人になるだろう。

媒体になりやすい傾向から、人の影響を受けすぎるとか、気が付かないで何かを模倣しているとかの癖もあらわれる場合がある。

うまく能力を磨けば、日常生活では伺いしれない超越的な意識や知性体の媒体として活躍することが可能だ。

 

ノースノード牡牛座、サウスノード蠍座とだけ聞くと、私達の生きている間(水星のノードが牡牛座、蠍座である時)では水星の普遍性とはなんとなくお金とか経済とか物質的な意味合いや、お金につながる様な情報や知性という風に思えるかもしれませんが、この度数とサビアンで考えると実際にはそうではなく、本来は牡牛座の持つ肉体的、精神的な才能や資質であったり、蠍座の持つ超越的な意識や精神を引き出していくことで知性を磨き、智慧を獲得する様なイメージであることが伺えます。

惑星のノースノードは気づきを与え、その事柄を意識化し、また新しい方向へと向けます。

そしてサウスノードは、本能的で無意識の領域や古いものに関心が向かいます。

ノードに重なると、水星の普遍的な力を齎しますので、サウスノードに重なる5月31日辺りで無意識の領域に向い、そして次のノースノードに重なる7月19日辺りではサウスノードの影響を表面化させ、変化するために牡牛座の示す資質という部分に気づきを齎してくれると考えられます。


最後に


次回は近日点、遠日点について解説していきたいと思います。